適正なジョーマックス®を選定するために、下記の設計手順に従って計算してください。

設計手順

  1. 設計トルクの計算
  2. サイズの選定
  3. 最大軸穴径・最高回転数のチェック
  4. まとめ

選定例

  • 原動機:出力0.75kW
         標準モータ(4極、60Hz)、1750min−1
         軸径およびキー:φ19、6×6
  • 従動機:ブロア、1日8時間運転
         軸径およびキー:φ18、6×6

設計トルクの計算

過負荷係数Koを表1 表2 表3 表4より選び、設計トルクを求めてください。
T =9550・Pn・Ko / n
T :設計トルク(N・m)
PN: 設計動力(kW)
n : 回転数(min−1
【L SS ジョーマックス®を使用する場合】
Ko: 過負荷係数 表1
【LS LSS ジョーマックス®インシアタイプを使用する場合】
Ko: 過負荷係数K1×K2×K3 表2 表3 表4

設計トルクの計算例

ここでは、L-S ジョーマックス®(ハブ:鉄系焼結合金、スパイダ:NBR)を使用することにします。
表1より、
 過負荷係数 Ko = 1.0
したがって、
 設計トルクT =9550×0.75×1.0 / 1750 = 4.1N・m
となります。

サイズの選定

各性能表から、設計トルクT以上の常用トルク(インシアタイプは最大トルク)のジョーマックス®を選定してください。
なお、ジョーマックス®の種類は、スパイダの特性、環境・コストなどを考慮して最適なジョーマックス®を選んでください。

サイズの選定例

設計トルクは4.1N・mであるから、
 L075-S
が選定されます。

最大軸穴径・最高回転数のチェック

最大軸穴径・最高回転数のいずれもが設計条件の軸穴径・回転数以上であることを確認してください。
最大軸穴径・最高回転数のいずれか一方または両方が条件を満足していない場合は品番を変更してください。

最大軸穴径・最高回転数のチェック例

L075-Sの最大軸穴径はφ22であり、設計条件を満足します。
最高回転数は、
 L075-S:11000min−1 > 1750min−1
であり、設計条件を満足します。
したがって、
 L075-S
を使用することになります。

まとめ

最後に、寸法・性能表で、その他についても設計条件を満足していることを確認してください。
また、標準軸穴径から、設計条件を満足する軸穴径・寸法許容差を選んでください。
設計条件に合う標準軸穴径がない場合はコンタクトセンターへお問い合わせください。

まとめ

軸径は、原動機側φ19、従動機側φ18であるから、
ジョーマックス®の品番は、
 L075-S-18H7×19G7
となります。

表1 ●負荷補正係数:Ko
DriveN DriveR
使用機械
モータ 特殊モータ
(高トルク)
スティームタービン
または
4気筒以上のエンジン
レシプロエンジン
撹拌機、ブロア、コンプレッサ、コンベア(ベルト、スクリュー)、
乾燥機、ファン、巻取機、ポンプ(うず巻、ロータリ、羽根)、
スクリーン(気体、液体)
1.0〜1.25 1.25〜1.5 1.0〜1.5 1.7〜2.0
バンドソー、カード機、チラー(オイル)、動力計、プロペラファン、
工作機主軸、回転ミル、印刷プレス、シュレッダ、バレル研磨機
1.5〜1.75 1.75〜2.0 1.25〜1.75 2.0〜2.5
クレーン、ホイスト、浚渫機、クーリングタワー、発電機(溶接)、
ハンマーミル、木工機械、平削り盤、ベンディング、巻線機、
ミル、ポンプ(レシプロ)
2.0〜2.25 2.25〜2.5 2.0〜2.25 2.7〜3.0
コンベア(シェーカ、レシプロ)、粉砕機、フィーダ(レシプロ)、
ミキサ(ゴム)、振動スクリーン
2.5〜3.0 2.75〜3.25 2.5〜3.0 3.2〜3.7
表2 ●負荷補正係数:K1
負荷のタイプ
DriveN DriveR
使用機械 モータ 特殊モータ
(高トルク)
a 定速運転、低慣性
油圧ポンプ、遠心ポンプ、発電機、送風機、ファン、空調機、
コンベア(スクリュー、ベルト)
1.0 1.4
b 定速運転、中慣性 薄板成形機、木工機械、ミル、繊維機械、ミキサ 1.0 1.4
c 速度変動のある運転、中慣性 印刷機械、発電機、シュレッダ、紡糸機、ポンプ(粘性流体) 1.0 1.4
d 速度変動・衝撃負荷のある運転、中慣性 コンクリートミキサ、ドロップハンマ、ケーブルカー、ペーパーミル、
圧縮ポンプ、プロペラポンプ、巻線機
1.0 1.4
e 速度変動・大きな衝撃負荷のある運転、
大きな慣性
堀削機、ハンマーミル、ピストンポンプ、プレス、中ぐり盤、せん断機、
鍛造機、刻印機
1.0 1.4
f 速度変動・大きな衝撃負荷のある運転、
非常に大きな慣性
ピストンタイプのコンプレッサ、溶接機、粉砕機 1.0 1.4
表3 ●負荷補正係数:K2
1日の連続運転時間 負荷補正係数
8時間以内 1.0
8時間を超え16時間以内 1.1
16時間を超え24時間以内 1.15
表4 ●負荷補正係数:K3
起動停止回数/時間 K1での負荷のタイプ
a〜c d〜f
10回以下 1.0 1.0
10回を超え40回以下 1.4 1.5
40回を超え125回以下 1.8 2.0
125回を超え250回以下 2.2 2.5