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 NBK > プーリー > ウェッジプーリー 細幅Vベルト伝動

細幅Vベルト(JIS K 6368)は、A・B・C・Dなどの一般用Vベルト(JIS K 6323)にくらべ、そのV断面形状を、横幅に対して高さを大きくして楔(Wedgeウェッジ)に近い形状としたもので、1948年にGoodyear社(米)・Eaton社(英)が基本原理を確立したものです。
細幅Vベルトには3V・5V・8Vの3つのタイプがあります。ベルトV断面の横幅がそれぞれ3/8・5/8・8/8インチであることからそのように呼ばれています。

● ローエッジコグベルトについて

細幅Vベルトには、一般のラップドタイプ(3V・5V・8V)のほかに、ローエッジコグタイプ(3VX・5VX)があり、使用上の互換性があります。
ローエッジコグタイプは、側面に外被帆布のない、しかも下面にのこ歯状のコグ(ノッチ)をもったベルトです。
屈曲性の向上によりベルトの曲げ応力(屈曲による動力損失)が減少する、摩擦係数が大きいなどにより、一般のラップドタイプにくらべて伝動効率がさらに向上し、また最小プーリー呼び径がより小さくなるなどの特長があります。
NBKはローエッジコグタイプ細幅Vベルトに対応するつぎのサイズの小径プーリーを標準化しています。

3V 5V
56-3V-1・2 112-5V-2・3
60-3V-1・2 118-5V-2・3
  125-5V-2・3
  132-5V-2・3
  140-5V-2・3・4


● Vベルト断面



高速・高動力伝動が可能です。

適用速度範囲が広く、最高ベルト速度35m/sまでの高速運転が可能です。
また、伝動動力がきわめて大きく、一般用Vベルトの2〜3倍であり、より少ないベルト本数でより大きな動力を伝達できます。
このためチェーン伝動にも代替でき、メンテナンスフリーのしかも静かな伝動システムとすることができます。


大きい回転比がとれ、
減速機に代替できます。

細幅Vベルトは曲げに強いため、最小プーリー呼び径は一般用Vベルトにくらべて小さくなります。
このため、より大きい回転比のプーリーの組み合わせが可能となり、伝動動力が大きいこととも相俟って、減速機あるいは2段減速に代替できます。


軽量でコンパクト。
トータルコストを削減できます。

高速・高動力伝動が可能なため、より小さいプーリー径、より短い軸間距離、より少ないベルト本数で設計できます。
ベアリングやシャフトにかかる荷重が小さくなるため、その寿命の点でもメリットがあるほか、コンパクトな設計でスペースが小さくなるなど、トータルコストを大幅に削減できます。

● 性能

Vベルトの種類 最高ベルト速度
(m/s)
回転比 最小プーリー呼び径
(mm)
標準耐用時間
(hr)
細幅Vベルト ラップドタイプ 35 10 3V 5V 8V 10000〜20000
67 150 315
ローエッジコグタイプ 3VX 5VX
56 112
一般用Vベルト ラップドタイプ 30 5 A B C D E 5000〜8000
67 118 200 315 475.5
ローエッジコグタイプ AX BX CX
56 90 125

● 物性

Vベルトの種類 最高常用
温度(℃)
最低常用
温度(℃)
耐油性 静電
防止性
耐水性
細幅Vベルト 110 −30 ×
一般用Vベルト 70 −40 × ×