製品を安全にご使用いただくため、ご使用前にこの「安全上の注意」および「取りつけ・取りはずし」をよくお読みください。

誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される場合。
- 危険防止のため、装置には必ず安全機構を設置してください。
- 製品の取りつけ・取りはずしの際には、装置の電源は絶対に入れないでください。
- 製品の分解や改造をしないでください。

誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される場合および物的損害の発生が想定される場合。
- ねじ締結を確実にし、維持するためには、できるだけ高い締めつけ軸力を与えてください。ただし、ねじ部品や被締結部材が損傷しないように、ねじ部品の強さ、被締結部材の強さ、ねじ締結体にかかる外力の種類と大きさなどを考慮して、適正な初期締めつけ軸力を決めてください。
- “スーパーボルト”のナット座面やボルト頭における座面圧力が限界座面圧力を超えないように注意してください。座面圧力が大きいと接触部において被締結部材表面が環状に陥没する恐れがあります。
各種材料に対する限界座面圧力(JUNKER)は下表のとおりです。
| 試験片の種類 |
限界座面圧力*
(MPa) |
| 名称 |
DIN |
相当JIS |
| 低炭素鋼 |
St37 |
S10C |
300 |
| 中炭素鋼 |
St50 |
S30C |
500 |
| 熱処理炭素鋼 |
C45 |
S45C(焼入れ・焼戻し) |
900 |
| 鋳鉄 |
GG22 |
− |
1000 |
| アルミニウム合金 |
GKMgAl9 |
− |
200 |
| アルミニウム合金 |
GDMgAl9 |
− |
200 |
| アルミニウム合金 |
GKAlSi6Cu4 |
− |
300 |
*限界座面圧力とは、ボルト軸力が所定の値に達したあと30〜40秒で陥没の進行が止まり、その際に生じた陥没の深さが2μm以下であるような面圧をいい、上表の数値はJUNKERが各種材料について実験を行って求めたものです。
- “スーパーボルト”の取りつけ面は軸線に対して水平にしてください。
- 使用時に温度変化をともなう場合、各材質の熱膨張による影響に注意してください。“スーパーボルト”と他のねじ部品に熱膨張の違いがあるとゆるみや破損の恐れがあります。
“スーパーボルト”本体の材質の熱膨張係数は下表のとおりです。
| 材質 |
熱膨張係数*
[×10-6/℃] |
AISI 410
AISI 422
AISI H13
AISI 4140/4140HT
AISI 4340/4340HT
AISI 8640
ASTM A193-B7
ASTM A193-B16
インコネル718
AISI 660
ASTM A193-B8M |
11.4
11.5
12.4
14.2
14.2
14.2
14.2
14.2
14.4
17.7
18.6 |
*常温から480℃までの熱膨張係数の平均値です。
- 製品の取り扱いには気をつけてください。製品を落とすと変形または破損することがあります。また、運搬の際に腰を痛める、足の上に落としてけがをする、などに注意して作業を行ってください。
- カタログに記載の許容締めつけトルク・許容初期締めつけ軸力以下および使用可能温度の範囲内で使用してください。許容範囲外で使用すると“スーパーボルト”自体が破損したり、周辺装置に悪影響をおよぼす恐れがあります。
- ジャックボルト・平座金など、指定以外の部品は使用しないでください。
- カタログ値の性能を得るには、推奨の潤滑油(こちらを参照ください)を使用してください。
- 製品に悪影響をおよぼす恐れがある環境での保管および使用は避けてください。
- 運転直後の製品には触れないでください。周辺の装置からの熱の伝導により製品が非常に高温になる場合があり、火傷をする恐れがあります。
- 製品を廃棄する場合、環境に影響をおよぼさないために、専門業者に廃棄を依頼してください。