
グローバル化を進めるNBKに必要な人材とは?をテーマに、
会社と社員の関係やこれからの働き方について熱いトークを交わします。
必要な人材は、大野さん!

大野:丹羽さんは、未だ49歳ととても若い役員さんですので、NBKの将来像を長期的な視点で見ておられるかと思います。その丹羽さんから見て、これからのNBKにはどのような人材が必要だと思いますか?
丹羽:大野さんのような人がほしいですね(笑)。大野さんが所属していた統括部は、総務、財務をはじめ、採用、人事、ITとさまざまな業務を行う超多忙部署です。上司が全てを細かく指導できないなか、採用担当として、自ら課題を設定し仕事を進めていました。大野さんのような“自ら考え行動する力を持った人材”が欲しいと思います。勤務年数が12年と、まだ若いのにここまでできる人はなかなかいないですよ。
大野:丹羽さん、私のレベルに合わせて褒めてくださっていますね(笑)。色々な面でまだまだだと思っています。勤務年数も、本当はもうすぐ15年になるんです。途中3年間、育児休暇をいただきましたから。今は2人の子どもがいるお母さんをしながら仕事も頑張ってます!
丹羽:会社の仕事だけでも大変なのに、母としても充実した生活を送っていらっしゃいますよね。まさに当社が必要とする人材です。
「考える力」を武器に海外へ

大野:ところで丹羽さんは、出張で海外へ行かれることが多いですね。
丹羽:はい。仕事のフィールドはグローバルにシフトしています。NBKも中国とアメリカに拠点を置き、世界で商品を拡販する取り組みを加速化させています。
大野:NBKのグローバル化を考えると、海外経験があるとか、語学力に優れているとか、そういう人材は必要です。でも、最も必要なのは、「考える力」を持った人。考える力を持った人は、自ずと自分の想いや価値観が身に付きます。そのうえで、自分と人との違いを認識し、自分とは違う意見を受け入れ、さらには自分の糧にできる。そんな人が必要だと考えています。そういう人は真の意味で「人の気持ちがわかる人」ですよね。自分の考えがあるからこそ人の気持ちを理解し、人のために動ける。そういう人と一緒に働きたくて、「考える力」を軸に採用活動をしています。しかもそれって成果にも結び付くものだと思います。
丹羽:同感です。グローバル化していく中で、社員は様々な国に行き、多種多様な民族の方と出会います。そのときに相手の気持ちや考え方、習慣を理解し、違いを受け入れ、その上で最善の策は何かを考えることは、成果を出していく上でもとても大切なことです。その「考える力」を育むため、数年前からグローバルトレーニー制度を導入しました。20代の社員を海外拠点に1年間派遣し、その国の現場の方々と一緒になって仕事をしてもらうというものです。日本の仕事の仕方を現地の方に伝えるとともに、日本と海外における仕事のやり方や考え方の違いを理解してもらうというのが目的です。
大野:丹羽さんは、ヨーロッパへの出張などでも、若いメンバーを積極的に連れて行かれますよね。みんなとてもいい経験をしているなと感じます。20代でそういう経験は、大企業ではできないんじゃないでしょうか。若い社員にチャンスをどんどん回すという観点では、NBKはかなり先進的な会社だと思います。中国の拠点も、若い社員だけで立ち上げましたね。
丹羽:そうです。20代後半から30代後半の社員で立ち上げました。その経験は私たちの強い自信につながっていくはずです。
大野:丹羽さんのような、信念を持って若手を活用しようとするリーダーがいたからこそできたのだと思いますよ。
丹羽:私たちの会社はものづくり企業として伝統ある会社ですが、変化の激しいこれからの時代を生き抜いていくためには、新たな価値を生み出すことのできる、企画開発型人材の層を厚くしていく必要があります。ですので、新しい発想を持った若手社員には特に、どんどん経験を積んでもらいたい。その経験のチャンスを与えるのが私の仕事です。今年も、20代後半の若手社員をアメリカ駐在に出したところです。
目指すは、多様な人材がいきいきと働ける会社!

大野:最近は男女のバランスも重視していますよね。今年の採用では半分半分でした。また、女性社員には結婚や出産があっても継続して仕事をしてもらいたいと考えています。これから女性社員の比率は上がっていくと思います。
丹羽:最近は、女性は強いなぁと感じることが多々あります。先日、海外のビジネスパートナーとのグローバルミーティングがあったのですが、一切物怖じせず、すごいプレッシャーの中で堂々と議論しているのは女性社員でした。外国籍の社員も増えていますが、女性男性問わず、とてもアグレッシブです。性別・国籍を問わず、意欲的な方にはどんどんNBKに入ってきてほしいですね。
大野:私にとってNBKはすごく働きやすい会社ですから、特に女性には本当にオススメの会社です。子どもが熱を出すこともあるのですが、そういうときも、帰り辛い雰囲気を感じたことは一度もありません。私自身、そのことにすごく感謝していて、だからこそ、会社の役に立とうと頑張っています。会社側の「頑張って働いてくれてありがとう」という気持ちと、社員側の「楽しく仕事をさせてくれてありがとう」という気持ち。会社と社員、相互感謝を大切にしたいですね。
丹羽:そうですね。私は別の会社に勤めた経験もありますが、NBKは階層がとてもフラットな会社だと感じます。上司や役員への根回しも必要ありませんし、社長や役員とも気軽に話ができます。トップから一般社員までお互いの気持ちが通じやすい環境にあるといえます。これは、働きやすさだけでなく、意思決定が非常に速いという組織文化にもつながっています。変化の時代において、NBKの大きな強みだと思います。
大野:丹羽さんもですけど、他の企業を経験されてきた人は、社員が明るく前向きということにとても驚かれますよね。あいさつも素晴らしいと、よく言われます。教えているわけではないんですけど、昔からそういう環境なので、新たに入ってきた人も、自然とそうなっていきます。ビジネスライクではなく、人と人が自然と繋がっていられるNBKの文化が大好きです。
丹羽:これからは多様性の繋がりによるイノベーションの創発が、競争力の源泉となる時代。女性の活躍はもちろんの事ながら、多様な人材がそれぞれにあった多様な働き方を実現して、NBKらしく皆がいきいき働ける会社にしていければと思います。