
自らの経験をもとに、チャレンジしていくことの楽しさや、
技術とマネジメントのバランスなどを熱く語ります。
商品を企画し、開発していく仕事。

開発部ではその名の通り、新商品を開発したり、商品に何かサービスを追加するともっと販売が伸びるんじゃないかと企画を考えたり、そういうことを専門に行っています。
また、海外からのユニークな商品を取り入れて国内で商品化する仕事もあります。
NBKの開発部は商品群ごとに2つのチームに分かれています。
チーム制導入によって、それぞれの商品を追求して深堀りしていくことができた一方、チーム同士の繋がりが少しだけ薄れてしまったような気がしているんです。今後はその横の繋がりをもっと密にして、お互いの技術を投入し、新しい商品群を立ち上げたいなと思っている今日この頃です。すでに少しずつですが、小さいところでは始まっていますので、これからもっと促進していきたいと考えています。
商品を作る喜びもあるが不安もある仕事。

私が開発部に配属された頃に、ミニチュアカップリングのMDWという商品を開発して立ち上げ、それがカタログに載ったんです。入ったばかりで大変なこともたくさんあったんですけど、その商品が今でもよく売れているんですよ。当社の商品は寿命が長いので、若いときに開発した商品が、今でも売れ続け、カタログに載り続けるのはうれしいですね。
逆に心配なのは、商品が販売先でトラブルを起こさないかということ。歳を重ねると、自分が関わった商品が増えていくので、商品化される喜びより、販売したあとどうなるかという不安の方が大きくなりますね。若い頃には、そんなことは考えなくても良かったんですけどね。世の中に出すまでが勝負!だったんですけど(笑)。
でも、販売先からリピートで注文が来ると、満足していただけたということなので、安心と喜びがあります。特に立ち上げたばかりの商品は、最初の注文が入り次にまた注文が来るまで、もうドキドキしてますね。
商品開発者の特権としては、商品の品番を自分で決めることができることですね。品番は3~5文字のアルファベットとの組み合わせで、もちろん設定のルールはあるのですが、1~2文字は自由に決めることができる時もあります。その場合は、好きな球団からとったDやイニシャルをこっそり入れています。自分が開発したっていう証です。今後もやって構わないのですが、使えるアルファベットが限られているので、早い者勝ちです。
本当に100%出し切った力なのかを考える。
私は、マラソンをしているんですが、もともと、例えば1キロ5分で走っていたのが、ちょっと頑張って1キロ4分50秒で走ると、それを続けていくうちに4分50秒で走っていても楽になるんですね。
だんだん自分のレベルが高まってくると、もともと120%の力でやっていたことが100%の力でできるようになっていくんです。仕事においても、80%の力が自分の100%だと思っていないかなと思う時があります。まず、その100%が本当に自分の100%なのか、ということを少し考えた上で仕事をしていってほしいですね。
ちなみに、マラソンは健康づくりのために始めたんですが、真面目にやってみたらタイムが上がってきたので面白くなりました。フルマラソンで3時間45分なんですが、3時間40分を切りたいなと、チャレンジしています。
社内にもマラソンサークルがあるんですよ。仲間と一緒に大会に出たり、練習をしたりしています。バスケットボールも好きで、こちらもサークルがあるんですが、月に一度だけ参加させてもらってます。その他、バレーボール、モータースポーツ、フットサルのサークルなど、サークルはたくさんありますよ。会社が活動支援金を出してくれるのでありがたいです。
プロフェッショナルとマネジメントをバランスよく。

ほしい人材は、頑張ってくれる人。頑張ってくれればどんな人でもいいです(笑)。
ただ、最近はすぐに答えを求めたがる人が多いですね。その答えもインターネットで検索したりして。インターネットの内容をそのまま自分が考えたことのように持ってくることだけはちょっとやめてほしいとは思います。自分なりの考えを持ってきてもらえるとうれしいなと思います。
毎年多くの商品を開発・発売しているので、自分が商品化するチャンスが多くあります。自動車メーカとかだったら、その自動車がこければ会社がやばいことになってしまうけど(笑)。NBKは、たとえ、その商品が販売面で失敗したとしても、他の商品がカバーしてくれるので、チャレンジングな商品を出すことができます。失敗しても、次の商品開発に生かしてくれれば良いです。ぜひ、そういうチャレンジをしたい人に来てほしいです。
入社2年目でも3年目でも、社員にこれ絶対に売りたいんですって言われたら、私は背中を押しますよ。
もう一つ要望としては、プロフェッショナルとマネジメント、両方の力を兼ね備えた人がいいですね。技術面はプロフェッショナルな思考で考えながらも、その技術をどう活かしていくか、会社の利益にどう貢献できるかというときに、マネジメント的な能力が必要になってくるんじゃないかなと思います。欲ばりですか?(笑)