• リニアクランパ・ズィー®(リニアガイド用ブレーキ・クランプ機構)

UBPS-3501-IS1

リニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき

Clamping Elements for Linear Guideways

  • ブレーキ機構つき
  • 常時閉
  • 空気圧タイプ

UBPS-3501-IS1の形状図

UBPSリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき寸法図

クランプ部の形状は品番により異なります。各品番の形状は、CADデータをご確認ください。

単位 : mm

品番 A A1 A2 A3 B*2 B2 B3 B4 G G1 L1 L2 L3 G2 保持力(N)
標準/プラスコネクション*1
シール 質量
(kg)
価格
(円)
税込
価格
CAD
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UBPS-3501-IS1 100 - 24 6 125 54.5 31 - G1/8 M10/10 40.8 11 7 M8/10 2500/3300 なし 1.96 - - CAD 見積り 非在庫品

*1: プラスコネクションの保持力は、圧力が0.6MPaのときの値です。
*2: シールつきの寸法を記載しています。シールなしの寸法はCADデータをご確認ください。

構造

UBPS_Cリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき


UBPS-3501-IS1の材質・仕上げ

UBPS
本体 SCr415相当
無電解ニッケルメッキ
コンタクトセクション 特殊ブレーキパッド
アジャストスクリュー SUJ2相当
表面処理なし
シール(オプション) NBR

UBPS-3501-IS1の特長

  • ブレーキ機構つき。
    緊急用ブレーキとして使用できます。システムのシャットダウン時に空気圧供給をストップする制御装置と組み合わせてご使用ください。
  • リニアモータを使用したアプリケーション、Z軸(垂直軸)テーブルの落下防止にも最適です。
  • ブレーキとして使用する場合の停止距離の計算は下記ページをご参照ください。
    ⇒停止距離の計算(ブレーキタイプ)
  • テーブルの保持・位置ぎめ・びびり防止にも使用できます。
  • 常時閉(Normally Closed)タイプです。
    空気圧供給時:クランプを開放します。
    空気圧排出時:ばねの力でリニアガイドウェイのレールをクランプします。

プラスコネクション

“プラスコネクション”とは、ばねによる保持力に、空気圧による保持力を付加(プラス)し、保持力を増強させる接続(コネクション)方法です。

UBPSプラスコネクション

プラスコネクションの接続方法

  1. エアフィルタを取りはずしてください。
  2. 管継手・チューブ・ソレノイドバルブを取りつけてください。
  3. エアを供給してください。
  4. ソレノイドバルブを作動させ、クランプの開閉に問題がないことを確認してください。

UBPS_Cリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき


仕様

制御方式 空気圧・常時閉
開放圧力 0.55MPa
最高使用圧力 0.65MPa
レスポンスタイム max. 0.06s
クランプ寿命*1 500万回*2
ブレーキ寿命*1 2000回
使用温度 -10℃~+70℃
適用レールの呼び #25~#65

*1: 参考値であり、保証値ではありません。
*2: プラスコネクション使用時の寿命は100万回です。


使用上の注意

UBPSは、出荷時にコンタクトセクション間にスペーサをはさみ込んであります。取りつけ時以外は、このスペーサを取りはずさないでください。スペーサを取りはずした状態で長時間放置すると、UBPSが作動しなくなることがあります。

UBPS_Cリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき


取りつけ

ねじの呼び*1 締めつけトルク
(N・m)
M6 9.5
M8 23
M10 46
M12 79
M14 125
M16 195

*1: 強度区分8.8以上のねじをご使用ください。
安全上の注意( ⇒安全上の注意 ) 、設計における注意事項( ⇒設計における注意事項 ) 、取りつけ手順( ⇒取りつけ手順 ) を事前にご確認ください。

UBPSの保持力を発揮するために、下図赤丸内の取りつけ穴を全て使用してください。

UBPS_Cリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき

UBPSは最大100Nの変位抵抗が発生します。(シールつきの場合は最大150N)

取りつけ図

UBPSリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき


配管

レールの呼び ねじの呼び 空気消費量*1(ℓ/サイクル(ANR))
標準/プラスコネクション
#25 M5 0.080/0.165
#30 M5 0.111/0.274
#35 G1/8 0.139/0.303
#45 G1/8 0.153/0.483
#55 G1/8 0.554/0.952
#65 G1/8 0.554/0.952

*1: 圧力が0.6MPaのときの値です。


関連商品

UBPSの高さをキャリッジの高さに揃えるためのアダプタプレートPUBを用意しています。
PUB

UBPS_Cリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - ブレーキ機構つき


トラブルシューティング

不具合 理由  考えられる原因  解決策 
クランパが解放状態にならない/クランパがレールに接触する 動作圧力の不足 設定されている動作圧力がとても小さい 製品ページで指定されている値に従って最低使用圧力を設定してください。
エア(オイル)の漏れ,詰まり,配管の途中でせき止められている、圧力供給部の故障など 配管、クランパ、圧力供給部を確認してください。
アプリケーションに対して動作圧力が不十分 動作圧力を上げるか、開放圧力を下げたリニアクランパ・ズィーを使用してください(特殊品)。またはNBKに問い合わせください。
レスポンスタイムが長すぎる/クランパが開くまでに遅れがある エアの供給不足 エアバルブが小さすぎる 流量が大きいバルブを選定してください。
エアバルブとクランパの間の配管が長すぎる エアフィルタの交換・清掃をしてください(NBKではエアフィルタ単体での販売は行っておりません)。
排気量が不十分 クイックエギゾーストバルブかエアフィルタが塞がれている クイックエギゾーストバルブとエアフィルタの開口部が塞がれていないことを確認し、必要に応じエアフィルタを反対側に移動させてください。
クイックエギゾーストバルブかエアフィルタが詰まっている エアフィルタの交換・清掃をしてください(NBKではエアフィルタ単体での販売は行っておりません)。
エアバルブとクランパの間の配管が長すぎる エアバルブとクランパの間の配管を最短にしてください。
エア漏れの音が聞こえることがある 本体の外側から漏れている 内部のシールの位置がずれている 5秒以内にクランパを20回以上開閉させてください。
エアコネクションから漏れている しっかりとエアコネクションが接続されていない/配管が不良品である エアコネクションと配管を確認し、必要な場合は交換してください。
部品の摩耗 クランパの寿命 クランパを交換してください。
保持力、保持トルクの不足 レールに適したクランパを使用していない クランパとレールの寸法公差が合っていない NBKサイトの選定ナビでクランパとレールが適合しているかを確認してください。
取りつけ先が十分な剛性を有していない クランパの取りつけ用の面の全面が、十分な剛性を持つテーブル・ベースなどと接する必要があります。
クランパが変形している 取りつけねじが緩んでいるか、強度区分が間違っている 技術データを確認してください。
ブレーキの摩耗 ブレーキの最大サイクル数に達した クランパを交換してください。ブレーキのみの交換は不可能です。
変位抵抗が高すぎる ブレーキパッドがレールやガイドに接触している 設定されている動作圧力がとても小さい ガイドレールの寸法公差を確認してください。
クランパの取りつけ不良 取りつけねじを緩め、組立説明書に従って取りつけなおしてください。
シールによる摺動抵抗の増加 潤滑状態が悪く、シールによって抵抗が増加している シールによる摺動抵抗は、サイズや使用条件の影響により300N程度に達する場合があります。それ以上の場合は、お問い合わせください。

商品品番一覧

UBPS

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