品番 | 最大軸穴径 (mm) |
キー溝追加工最大軸穴径 (mm) |
常用トルク (N・m)*1 |
最高回転数 (min-1) |
慣性
モーメント (kg・m2)*2 |
静的 ねじりばね定数 (N・m/rad) |
許容偏心 (mm) |
許容偏角 (°) |
許容 エンドプレイ (mm) |
質量 (g)*2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
XGT-30-10-14 | 15 | 11 | 6.3 | 21000 | 6.3×10-6 | 220 | 0.2 | 1.5 | ±0.3 | 46 |
*1: 負荷変動による常用トルクの補正は必要ありません。ただし、周囲温度が30℃を超える場合は、常用トルクを下表の温度補正係数で補正してください。
XGTの使用可能温度は-20℃~80℃です。
軸穴径のサイズにより、軸のスリップトルクがカップリングの常用トルクより小さくなる場合があります。⇒スリップトルク
*2: 最大軸穴径での値です。周囲温度・温度補正係数
周囲温度 | 温度補正係数 |
---|---|
-20℃~30℃ | 1.00 |
30℃~40℃ | 0.80 |
40℃~60℃ | 0.70 |
60℃~80℃ | 0.55 |
構造
セットスクリュータイプ
XGT標準タイプXGTXGSショートタイプXGS
シングルクランプタイプ
XGT-CS標準タイプXGT-CSXGS-CSショートタイプXGS-CS
ダブルクランプタイプ
XGT-C標準タイプXGT-CXGL-CロングタイプXGL-C
XGS-CショートタイプXGS-C
XGT-C XGL-C XGS-Cはスプリットタイプ
取りつけ・取りはずしが簡単に行えます。内部構造
高減衰能ゴムの形状を、有限要素法を駆使した解析により設計し高ねじり剛性・高トルクを実現。また、爪の内径付近に集中する応力を、爪の全体に均一に分散することにより、長寿命化をはかる設計にも成功しました。XGT-30-10-14の材質・仕上げ
XGT/XGL/XGS | |
---|---|
ハブ | A2017 |
高減衰能ゴム | HNBR |
六角穴付きボルト/六角穴付き止めねじ | SCM435 四三酸化鉄皮膜(黒) |
XGT-30-10-14の特長
- 適用推奨モータ
XGT/XGL/XGS | |
---|---|
サーボモータ | ◎ |
ステッピングモータ | ◎ |
一般汎用モータ | ● |
- 特性
XGT/XGL/XGS | |
---|---|
バックラッシュ |
◎ |
サーボモータの高ゲイン対応 | ◎ |
高トルク | ◎ |
高ねじり剛性 | ○ |
許容ミスアライメント | ○ |
振動吸収性 | ◎ |
使用可能温度 | -20℃~80℃ |
- 両側のハブを高減衰能ゴムで結合した、完全一体構造のフレキシブルカップリングです。
- 高応答性能の制御モータに適し、高精度の位置決めおよび整定時間の短縮が可能です。
- 整定時間の短縮についてXGT2XGL2
用途
アクチュエータ/表面実装機/精密XYステージ/インデックステーブル選定
軸径・常用トルクによる選定
軸径と常用トルクが交差した領域が選定サイズになります。選定例
選定条件が軸径φ19、負荷トルク7N・mのとき、選定サイズはXGT-39Cです。サーボモータの定格出力による選定
定格出力 (W) |
サーボモータ仕様*1 | 選定サイズ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
モータ軸径 (mm) |
定格トルク (N・m) |
瞬時最大トルク (N・m) |
XGT | XGL | XGS | |
10 | 5-6 | 0.032 | 0.096 | 15C | 15C | 15C |
20 | 5-6 | 0.064 | 0.19 | 15C | 15C | 15C |
30 | 5-7 | 0.096 | 0.29 | 19C | 19C | 19C |
50 | 6-8 | 0.16 | 0.48 | 19C | 19C | 19C |
100 | 8 | 0.32 | 0.95 | 19C | 19C | 25C |
200 | 9-14 | 0.64 | 1.9 | 27C | 30C | 27C |
400 | 14 | 1.3 | 3.8 | 27C | 30C | 34C |
750 | 16-19 | 2.4 | 7.2 | 39C | 39C | - |
偏心反力
XGT XGL XGSを偏心させた時に発生する力です。偏心反力が小さいほど軸受などに作用する力が小さくなります。スラスト反力
XGT XGL XGSを軸方向に圧縮させた時に発生する力です。スラスト反力が小さいほどモータなどに作用する力が小さくなります。温度による静的ねじりばね定数の変化
20℃における静的ねじりばね定数を100%とした場合の値です。使用温度の範囲内での静的ねじりばね定数の変化はグラフのとおりです。
ご使用にあたっては応答性の低下に注意してください。
高減衰能ゴム(HNBR)の物性・耐薬品性
影響 | |
---|---|
耐老化性 | ◎ |
耐候性 | ◎ |
耐オゾン性 | ◎ |
ガソリン・軽油 | ○-◎ |
ベンゼン・トルエン | △-○ |
アルコール | ◎ |
エーテル | ×-△ |
ケトン(MEK) | × |
酢酸エチル | ×-△ |
水 | ◎ |
有機酸 | ◎ |
高濃度無機酸 | ○ |
低濃度無機酸 | ◎ |
強アルカリ | ◎ |
弱アルカリ | ◎ |
●本カタログに記載の寸法・形状その他の規格は改良のため予告なく変更することがあります。
●本カタログに記載の商品の不具合によって発生した損害については、損害を発生させた商品のご購入代金を補償の上限とさせていただきます。
●本カタログの制作には正確を期していますが、誤記・脱字による損害については責任を負いかねます。