寸法・CAD・価格
単位 : mm
品番 | スリップトルク | 最大軸穴径 (mm) |
常用トルク (N・m)*1 |
最大トルク (N・m)*1 |
最高回転数 (min-1) |
慣性 モーメント (kg・m2)*2 |
静的ねじり ばね定数 (N・m/rad) |
許容偏角 (°) |
最大許容偏心 (mm)*3 |
質量 (g)*2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MOM-38K-14-15 | - | 20 | 55 | 110 | 2000 | 5.7×10-5 | 7400 | 2 | 0.8 | 241 |
*1: 負荷変動による常用トルク・最大トルクの補正は必要ありません。
*2: 最大軸穴径での値です。
*3: 許容偏心は負荷トルクと回転数によって変化します。
スリップトルク
クランピングタイプのMOM-Cは下表のように、軸穴径によって軸のスリップトルクが異なります。選定の際は注意してください。単位 : N・m
品番 | 軸穴径 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 4 | 5 | 6 | 6.35 | 8 | 10 | 12 | 14 | 15 | 16 | 18 | 20 | 22 | 24 | 25 | 28 | 30 | 35 | |
MOM-15C | 0.3 | 0.5 | 0.8 | 1 | |||||||||||||||
MOM-17C | 2.1 | 3.5 | 3.7 | ||||||||||||||||
MOM-20C | 3.8 | 6 | 6 | 6.8 | 7.5 | ||||||||||||||
MOM-26C | 5.4 | 5.4 | 5.8 | 6.6 | 8.7 | ||||||||||||||
MOM-30C | 7.4 | 12 | 14 | 15 | |||||||||||||||
MOM-34C | 13 | 13 | 15 | 16 | 16 | ||||||||||||||
MOM-38C | 16 | 18 | 20 | 23 | 25 | 28 | 31 | ||||||||||||
MOM-45C | 47 | 48 | 56 | 56 | 57 | 62 | |||||||||||||
MOM-55C | 42 | 54 | 55 | 56 | 89 | 93 | 97 | ||||||||||||
MOM-70C | 62 | 92 | 95 | 97 | 100 | 110 | 120 | 130 |
軸の寸法許容差h7、硬度34-40HRC、MOM-Cの寸法・価格表に記載のねじ締めつけトルクの値での試験値であり保証値ではありません。
スリップトルクは使用条件により変化します。事前に実際と同じ条件でテストしてください。
材質・仕上げ
MOM-K | |
---|---|
ハブ | S45C 四三酸化鉄皮膜(黒) |
スペーサ | FCD400 四三酸化鉄皮膜(黒) |
ピン | ポリアセタール |
六角穴付き止めねじ | SCM435 四三酸化鉄皮膜(黒) |
六角穴付きボルト | SCM435 四三酸化鉄皮膜(黒) |
グリース | リチウム石けんグリース ニッペコDXL-No.1 ㈱ニッペコ製 |
特長
- 適用推奨モータ
MOM | |
---|---|
サーボモータ | ● |
ステッピングモータ | ● |
一般汎用モータ | ◎ |
- 特性
MOM | |
---|---|
高トルク | ◎ |
高ねじり剛性 | ◎ |
許容ミスアライメント | ○ |
- オルダムタイプのフレキシブルカップリングです。
- スペーサにFCD400を採用。低速・高トルク仕様に最適です。
- ハブとスペーサの間に高性能グリースを塗布し、焼きつき防止をはかっています。
- ハブとスペーサがスリップすることにより、大きな偏心・偏角を許容します。
- スペーサに設けた突起(樹脂ピン)が偏角を無理なく許容します。
- グリースホールに溜まったグリースが運転中に徐々に染み出すことにより長期間潤滑性能を維持します。
用途
攪拌機/ポンプ/小型動力プレス/粉砕機使用上の注意
ハブとスペーサの焼きつきを防止するため、定期的にグリースを塗布してください。選定
軸径・常用トルクによる選定
軸径と常用トルクが交差した領域が選定サイズになります。選定例
選定条件が軸径φ6、負荷トルク4N・mのとき、選定サイズはMOM-17です。軸穴部詳細
単位 : mm
標準軸穴径 D |
キー溝 | キー | |||
---|---|---|---|---|---|
b | t | 呼び寸法 b×h |
|||
基準 寸法 |
許容差 (JS9) |
基準 寸法 |
許容差 | ||
6・6.35 | 2 | ±0.0125 | 1.0 | 0~+0.1 | 2×2 |
8 | 3 | ±0.0125 | 1.4 | 0~+0.1 | 3×3 |
10・12 | 4 | ±0.0150 | 1.8 | 0~+0.1 | 4×4 |
14・15・16 | 5 | ±0.0150 | 2.3 | 0~+0.1 | 5×5 |
18・20・22 | 6 | ±0.0150 | 2.8 | 0~+0.1 | 6×6 |
24・25・28・30 | 8 | ±0.0180 | 3.3 | 0~+0.2 | 8×7 |
35 | 10 | ±0.0180 | 3.3 | 0~+0.2 | 10×8 |
JIS B 1301より引用
常用トルクの比較
静的ねじりばね定数の比較
スペーサの突起構造
スペーサの突起構造が大きな偏角を無理なく許容。軸への負担を軽減します。
温度による静的ねじりばね定数の変化
20℃における静的ねじりばね定数を100%とした場合の値です。MOMは温度による静的ねじりばね定数の変化が少なく応答性の変化は極小です。ただし、高温下でのご使用にあたっては熱膨張に伴う軸の伸びやたわみによるミスアライメントに注意してください。
許容偏心
MOMは負荷トルクと回転数によって許容偏心が変化します。
- 例
負荷トルクが25N・m、回転数が1000min-1のとき、MOM-55の許容偏心は0.5mmです。