公開日:2014年03月31日
リニアクランパ・ズィーの安全上の注意
安全上の注意
商品を安全にご使用いただくため、ご使用前にこの「安全上の注意」をよくお読みください。
適切な使用方法
リニアクランパ・ズィーをご使用される際は、標準のアクセサリと組み合わせ、性能・仕様値の範囲内でご使用ください。リニアクランパ・ズィーは、EN ISO 13849にてカテゴリ1に分類される機械要素部品です。(マニュアルタイプを除く)
リニアクランパ・ズィーは以下の用途に使用しないでください。
- 当社が提供する選定対象以外のレールでの使用
- 人の輸送に関わる設備での使用(例:エレベータ)
- 自動車への使用
- 水などの液体中での使用
- 腐食性のある雰囲気中での使用(例:酸性雰囲気中での使用)
- 研磨性のある物質との接触の生じる環境での使用(例:研磨粉の存在する環境での使用)
- 真空中での使用
- 食品と接触する用途での使用
- 爆発性雰囲気での使用
誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される場合
- 装置にはリニアクランパ・ズィーなどを囲む保護カバーを取りつけてください。運転中の商品に手・指などが触れるとけがの原因になります。
- 商品の取りつけ・取りはずしの際には、装置の電源は絶対に入れないでください。
- ねじは必ずトルクドライバ・トルクレンチを使用して適正に締めつけてください。
- 商品の分解や改造をしないでください。
- 装置は、取り扱いを誤ると危険です。取りつけ・試運転・メンテナンス・交換作業は、リニアクランパ・ズィーが取りつけられる装置に関する危険性を認識している熟練者が、最新の取扱説明書に従って行ってください。
- ワレ・カケ・摩耗・変形などの異常がある場合は、使用しないでください。
誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される場合および物的損害の発生が想定される場合
- 商品の取りつけ、配管は「取りつけ手順」をご覧いただき、適切に行ってください。
- 圧力変動などがない適切な作動流体を供給してください。
- 作動流体の供給系統に損傷がないようにしてください。
- 取りつけねじに脱落やゆるみがないようにしてください。
- 保護カバーを取りつけてください。
- 当社ウェブサイトに記載の保持力以下で使用してください。保持力以上で使用するとリニアクランパ・ズィー自体が破損したり、周辺装置に悪影響をおよぼす恐れがあります。
- リニアクランパ・ズィーは摩擦締結を利用した商品です。つぎのような場合にはスリップが発生することがあります。 ・油 ・減摩剤などでリニアガイドウェイのレールやシャフトとコンタクトセクションの間の摩擦係数が著しく減少しているとき。
- 商品の取り扱いには気をつけてください。商品を落とすと変形または破損することがあります。また、運搬の際に腰を痛める、足の上に落としてけがをする、などに注意して作業を行ってください。
- 商品の取りつけ・取り外しの際、商品のエッジ部などでけがをすることがあります。作業の際は、安全眼鏡や手袋など、保護具の着用をお願いします。(レバー・ノブの操作など、手動を前提とした作業を除く。)
- 商品に悪影響をおよぼす恐れがある環境では保管、使用しないでください。
- 運転時に異音や振動が発生した場合にはただちに運転を停止し、リニアガイドウェイのレールやシャフトとの干渉、ねじのゆるみなどをチェックしてください。
- 廃棄する場合、環境に悪影響をおよぼさないために、専門業者に廃棄を依頼してください。
- 運転停止直後の商品には触れないでください。周辺装置からの熱の伝導により商品が非常に高温になる場合があり、火傷をする恐れがあります。
- リニアクランパ・ズィーは、リニアガイドウェイメーカーの商品ではありません。リニアクランパ・ズィーを使用したことにより損害が生じたとしても、リニアガイドウェイメーカーは責任を負うものではなく、また何らの保証もありません。ご諒承いただきますようお願いいたします。
- 当社ウェブサイトに記載された機械的性質・物性・耐薬品性・耐熱温度などの数値は参考値です。またこれらの数値は使用条件により変化します。事前に必ず実際と同じ使用条件でテストしてください。
(当社ウェブサイト記載の保持力は摩擦係数を0.1とした場合の計算値です。)
・大きな衝撃荷重が作用するとき。
・供給するエアまたは油の圧力が低いとき。
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