公開日:2019年09月09日 更新日:2021年04月13日

電動グリッパ(ロボットハンド)の用途やメリット

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NBKの電動グリッパ 3大メリット

1. 小型・軽量・高把持力

NBKの電動グリッパは、小型・軽量なのに高把持力。その強さは空気圧と同等レベル。
これまで爪の大きさや把持力不足などによってできなかったアプリケーションが、NBKの電動グリッパで実現可能です。

■他社電動グリッパとの把持力比較

2. セルフロック機構

停電やケーブルの破損などにより電力の供給が突然途切れても、セルフロック機構によりグリッパの把持力が変化しないため、ワークを落としません。
設備やワークの破損を防ぎ、安全性を保ちます。

3. コントローラ内蔵

グリッパにコントローラを内蔵しているため、外部コントローラは不要です。

■コントローラ内蔵によるメリット
・使用するケーブルの削減(省配線)
・コントローラ設置スペース削減(省スペース)

■IO-Link に対応している商品もあります
NBK グリッパの中には、IO-Link に対応している商品もあります。
+ IO-Link 4つのメリット(詳細はここをクリック)
(1) 上位コントローラから末端デバイスまで双方向通信可能
(2) 導入が簡単
(3) グリッパの交換が簡単
(4) 専用ケーブル不要

(1) 上位コントローラから末端デバイスまで双方向通信可能
PC、PLC(上位コントローラ)とグリッパ(末端デバイス)間を双方向に通信します。
エラーが起こった際、エラーコードから原因を推定できるため、素早く対応できます。


(2) 導入が簡単
既存のフィールドネットワーク(フィールドバス)と簡単接続。
CC-Link(IE)、DeviceNetTM、PROFIBUS、PROFINET、EtherNet/IPTM、EtherCAT など、既にご使用中のフィールドネットワークと簡単に接続することができます。
他のネットワークをご使用の場合でも、特別な設定無しで接続可能です。

(3) グリッパの交換が簡単
グリッパが破損した場合、新しいグリッパに交換するとIO-Linkマスタがバックアップしたパラメータを新しいグリッパに転送します。
そのため再設定不要ですぐに復旧できます。

(4) 専用ケーブル不要
非シールドの標準ケーブル(コネクタM12、5 ピン)に接続して使用できるため、専用ケーブルは不要です。

※CC-Link は、三菱電機株式会社の登録商標です。
※DeviceNet は、ODVA の登録商標です。
※PROFIBUS / PROFINET は、PROFIBUS Nutzerorganisation e.V.の登録商標です。
※EtherNet/IP はODVA の登録商標です。
※EtherCAT はBeckhoff Automation GmbH の登録商標です。

課題解決のご提案

NBKの電動グリッパで、お客さまの課題を解決いたします。

ロボットのサイズを小さくしたい

グリッパ本体やロボットのサイズダウンで、省スペース化が可能です。 その結果、限られたスペースでの自由度が高まります。

使用環境例:検査装置
推奨商品品番:GEP/GED5000/GEP2000シリーズ

ロボットをAGV・走行ロボットに載せて搬送したい

エア源が不要な電動グリッパは、AGVや走行ロボットのアプリケーションに最適です。

使用環境例:機械加工
推奨商品品番:GEP/GED5000シリーズ

ばら積みされたワークを1つのグリッパで搬送したい

ワークのばら積みピッキングには、寸法が違うさまざまな箇所をつかむ必要があり、複数のワーク把持位置を設定できる電動グリッパが最適です。さらにストロークも調整できるため、狭いスペースへのアプローチも可能です。

使用環境例:ピッキング
推奨商品品番:GEH/GED6000ILシリーズ

クーラント・粉塵がかかる環境下でグリッパを使用したい

防水性・防塵性が高いグリッパなら、クーラントがかかる加工機内や洗浄工程、粉塵が発生するような厳しい環境でも使用できます。

使用環境例:機械加工
推奨商品品番:GEP/GED5000シリーズ


導入事例

当社の電動グリッパ導入事例をご紹介します。

外周部の把持で希望の搬送を可能に!モーメントがかかる状態で把持できるグリッパとは

自動車部品製造工場で、ステアリングを次の検査工程への搬送を自動化するため、新規設備の導入を計画している。 検査装置の開口部の幅に限りがあるため、通常のステアリングのハブを把持する方法で搬送することができない。
外周部を把持すれば、可能なのだが、、、

段取り替えによる工数を大幅削減!一台でさまざまなラインに対応したグリッパとは

自動車部品製造工場では、ダウンタイムの削減、ラインを止めないための施策が常に求められている。
C 社の工場も例外ではなく、多品種・小ロットの部品を扱う現場が多いことから、稼働時間全体の実に半分近くを段取り替えに費やしてしまっていた。

エアコンプレッサはもういらない!その上把持力を向上した最新グリッパとは

自動車部品の製造を行うE 社の工場では、ワーク搬送に空気圧グリッパを使用していた。
昨今、製造業の工場などを中心に、環境保全への積極的な取り組みへの気運が高まっており、E 社の現場従業員からも、CO2 排出の大きな原因であるエアコンプレッサを使用しない設備への移行を望む声が寄せられていた。



取り扱い商品一覧

商品画像 シリーズ品番 説明 詳細品番 把持力
(N)
質量
(kg)
片爪
ストローク
(mm)
IP
 2爪 
GEP2000※ 小型タイプ
小型、軽量のワーク把持や限られたスペースに
電子部品、精密部品、樹脂部品の搬送におすすめ
仕様変更について
 GEP2006 40-145 0.18-0.27 6-10 40

54
 GEP2010 50-200 0.31-0.47 10-13
 GEP2013  90-360 0.54-0.84 13-16
 GEP2016 125-500 0.9-1.3 16-20

GEP5000 高把持力・高剛性モデル
切削、研削加工など厳しい環境で使用可能
長爪の取りつけが可能
 GEP5006 540-960 0.79 6 64
 GEP5008 650-1150 1.16 8
 GEP5010 980-1520 1.66 10

GEH6000IL ロングストロークタイプ
サーボ制御で爪の位置や把持力を自由に設定可能
組立やばら積みピッキングなどに
低把持力タイプ、高把持力タイプをラインアップ
 GEH6040 10-180
100-1000
0.7
40
54
 GEH6060 10-180
100-1000
0.9 60
 GEH6140 150-1800 1.9 40
 GEH6180 150-1800
2.6 80
 3爪
GED5000 高把持力・高剛性モデル
切削、研削加工など厳しい環境で使用可能
長爪の取りつけが可能
 GED5006 540-960 1.09 6 64
 GED5008 650-1150 1.66 8
 GED5010 980-1520 2.33 10
GED6040IL-03-A
GED6000IL ロングストロークタイプ
サーボ制御で爪の位置や把持力を自由に設定可能
多品種円形ワークの把持に
低把持力タイプ、高把持力タイプをラインアップ
 GED6040 15-165
150-800
2.8 40 54
 GED6100 210-1700 4.9 40

ロボットとグリッパ間に取りつけるアダプタプレートがあります。
ご使用のロボットに合わせて選択してください。  ⇒アダプタプレート選定表


GEP2000:ISOクラス2の清浄度に対応。
GEH6000、GED6000:ISOクラス4の清浄度に対応。


基礎を確認する

グリッパの種類、選定時のポイントなどをおさらいしたい方はこちらから


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電動グリッパ(ロボットハンド)はZIMMER GROUP GmbHの商品であり、鍋屋バイテック会社は日本における本商品の総代理店です。
>>ZIMMER GROUP GmbHについて

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商品紹介 生産性・作業性向上 小型・省スペース・軽量化 高強度・高剛性 自動化・ロボット・電動化 工作機械 自動車製造工程 FA機器 ロボット周辺機器 グリッパ・ロボットスタンド
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