公開日:2024年09月10日

表面実装(SMT)ラインの幅替え作業の自動化で約130分/月の業務削減効果を創出。

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お客さまの声シリーズ

okyakusama1

今回お話を伺ったご担当者


N 様 :製造部 部品実装課 課長
製造現場の運営・管理

I 様 :品質技術部 生産技術課 主任
製造設備の保守・メンテナンス

当社商品を導入頂いた場所


基板を製造する5つのラインの内、3つのラインの設備間の中間コンベアへ導入

導入頂いた当社商品

EPU

当社商品導入前の課題を教えて下さい

我々が製造する基板は多品種小ロットなため、表面実装(SMT)ラインでは機械の稼働率が特に重要となってくるのですが、多品種小ロットな分ラインの調整作業も多く、稼働率を高めるためにも表面実装(SMT)ライン全体を自動化したいと考えておりました。
自動化において、コンベアは付加価値を生まず投資をしづらいということがあり、当初は内製で進めていこうと考え他企業にも話を聞きながら検討をしていました。しかし、自社で進めるとなるとやはり時間やコストもかかってくるためなかなかうまくいかず、1年ぐらい解消に向けて動けていない状態が続いておりました。

当社商品を知ったきっかけは?

課題感を抱えている中で、とある企業の担当者様から鍋屋バイテック会社様のハンドル自動化ユニットを紹介いただきました。さっそく鍋屋バイテック会社様とオンラインで打ち合わせを実施のうえ貸出機をご用意いただきました。実際にコンベアに取り付けて利用してみると使いやすかったので導入検討を進めました。なかなか課題解消が進んでいなかったのですが、ハンドル自動化ユニットを知ったことで課題解消への取り組みが一気に進みました。

当社商品導入後の効果はいかがでしょうか?

導入イメージ
装置間のコンベアの幅調整箇所にハンドル自動化ユニットを設置しラインの調整の自動化

まずは1ラインから導入し検証を行いましたが、ラインの幅替えの手動の調整作業が不要になったことに加え、調整箇所への作業員の移動も不要になり、段取り時間を大きく削減できました。

EPU導入

具体的には以下のような定量的な結果(1ラインあたり)が得られたため、現在まで3ラインに導入を進め、現在も全ライン導入に向けて進めているところです。

       ハンドル(7カ所)  ユニット     短縮      
時間 122.7秒 13.2秒 109.5秒

月平均幅替え回数 72.8回
       ハンドル(7カ所)  ユニット     短縮     
時間 約148分 約16分 132分


また、業務削減以外にも波及効果は多くありました。作業の標準化により新人からベテランまでが同じ時間で作業ができるようになり、作業忘れもなくなりました。作業忘れがあったり、微妙な幅調整のズレがあったりすると基板が落ちてしまいます。不良になるのはもちろん、電子部品も物価高の影響を受けている中では、損失額も大きくなるため、手動の調整作業がなくなったのは非常に良かったです。

お客さま

導入の決め手を教えて下さい

工程全体に入れてもお求めやすい価格となっており、設備へアタッチメントを入れれば容易に取り付けられる点も魅力的でした。
最新のコンベアだと幅調整ができるものもあるのですが、コンベア自体持ちも良く且つ直接利益を生む装置ではないため投資がし辛いという側面もあり、できるだけ既存のものを活用できるようにしたい中で、安価で自動化できるという点はすごくありがたいです。

お客さま2


三和電子株式会社

基板実装・組立、実装搬送治具の製造及び完成品の組立までサポート。
基板設計から部品実装、完成品への組込みまでの全工程を考慮して、
実装効率の最大化・実装条件の最適化をお客様にご提供されています。
https://www.sanwa-electronics.com/

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会社紹介


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