公開日:2021年07月27日 更新日:2023年12月22日
メカトロシリーズMM+I
MM+Iとは
レバー・取っ手・ハンドルなど、人(Man)と機械(Machine)の接点となり、グッド・コミュニケーションを実現する部品。NBKはそれらを総称してMan&Machine Elementsと呼びます。機能性・操作性・安全性・信頼性の追求はもちろん、使い心地や美しさにまで、細かな配慮を施しています。
細分化したニーズに応える豊富なラインアップのなかには、国内はもとより、国際的な工業デザイン賞を獲得した商品も多数あります。
これらの商品に、センシングやモニタリング、スイッチングなどの電子的な要素、いわば知能(Intelligence)を付加したメカトロニクス商品群。それが「MM+I」(Man&Machine Elements with Intelligence)シリーズです。
NBKの「MM+I」シリーズは、安全面の強化、設計・施工の手間削減、作業の効率化・自動化、ヒューマンエラーの防止などに貢献します。
取っ手-LED・スイッチ・バルブつき
特長
取っ手とは、扉やふたなどを開閉する際、手でつかんで操作するための機械要素部品です。
機器・装置・ワークの運搬・移動時の持ち手としても使用されます。
プラスティック取っ手(LEDつき)
● LED・スイッチつきのプラスティック取っ手
● LED照光部は発光色(3色:赤・緑・青)の点灯の組み合わせによって、最大7色に発光します。
● LED照光部によって信号灯・表示灯などの機器や装置の状態を確認する用途に使用することができます。
プラスティック取っ手(スイッチつき)
●スイッチつきのプラスティック取っ手。設計・施工の手間を削減します。
●押ボタンスイッチは接点の切り替え、機器・装置の制御などに使用できます。
プラスティック取っ手(バルブつき)
●2ポジション・3方向の空気圧バルブを取りつけたプラスティック取っ手。
●空気圧バルブはφ6の継手が付属しています。
●スプール弁機構により、ボタンの操作性は圧力に左右されません。
●操作ボタンから手を離すと、内蔵スプリングの力で操作ボタンがもとの位置に戻ります。
アルミチューブラ取っ手
● スイッチ・非常停止ボタンつきのアルミチューブラ取っ手。
● 取っ手とスイッチ・非常停止ボタン・LEDを一体化して、設計・施工の手間を削減。
● 接点の切り替え、回路の遮断ができます。安全装置のロック解除などの制御に。
● LED(2色:赤・緑)で状態監視をしながら操作できます。
● 中空パイプを使用。軽量です。
● 付属のスイッチ用キャップ(3色:赤・緑・青)をはめて、スイッチの色を変更可能。
ジンク取っ手
● スイッチつきのジンク取っ手。
● 取っ手とスイッチ・LEDを一体化して、設計・施工の手間を削減。
● 接点の切り替えができます。機械のON/OFFなどの制御に。
● スイッチ周囲のLEDリングライト(2色:赤・緑)を任意の条件で点灯させることができます。
● 片手でスイッチと取っ手の同時操作が可能。動作をより効率的に。
● 傷がつきにくいつや消しタイプの静電塗装。
使用例
作業効率の向上と安全対策
スイッチつき取っ手をポータブル滅菌機に取りつけると、取っ手を握ると同時にポータブル滅菌機の電源スイッチも押すことができます。片手で紫外線の放出を制御可能なため、生産性向上に役立ちます。機器の電源状態は取っ手のLEDライトで確認できるため、紫外線放出中に機器を覗き込む事故を防止できます。
安全対策
機械の扉にスイッチつき取っ手を取りつけ、スイッチと機械の扉のロックを連携させると、スイッチを押したときに限って扉を開けられるようになります。
不意に扉を開けてしまうことによる事故のリスクを低減し、安全対策に貢献します。
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インデックスプランジャ-センサつき
特長
インデックスプランジャは、ノブを操作することでピンの出し入れを行い、ワークの位置決め・固定を容易にすばやく行うことができる機械要素部品です。インデックスプランジャの用途は多岐にわたり、機器・装置に欠かせない機械要素部品です。
センサつきのインデックスプランジャは、インデックスプランジャの機能に加え、ピンの状態を電気的に監視することが可能です。安全面の強化・省人化・自動化に適しています。
空気圧タイプ
● マグネット式の2点センサでピンの引き込み・押し出し状態の両方を検出できます。
● 設定*1したピンの位置をセンサが検出すると、LEDが点灯します。2つのLEDでピンの引き込み・押し出し状態を確認できます。
● センサはIO-Link通信対応のため、通信情報からピンの状態を確認することも可能です。
● 全商品にロックナットが付属しています。
● センサつきタイプには、インデックスプランジャ本体・ロックナットに加えて、センサクリップ・センサ・六角レンチが付属します。
*1: 設定方法の詳細は取扱説明書をご確認ください。
POPS
ノブタイプ
● センサ検出用のマグネットをノブに内蔵。ピンを引っ込めた状態からストロークが約2/3を超えた時点でセンサの状態が切り替わります。
● センサの状態はセンサ外側のLEDで確認できます。
● ピンはニッケルメッキ済み。耐摩耗性にすぐれています。
● ノブを引き、90°回転させれば、ピンを引っ込めた状態にロックできます。ロックの解除は、ノブをわずかに引き、90°回転させます。内蔵スプリングの力でもとに戻ります。(PLYS-SNのみ)
使用例
修理費用の削減と安全対策
センサと設備スイッチの連動により、意図した時(ピンを出した/入れた時)だけ設備を稼働させることができます。たとえば、機械の段取り替え作業終了後、インデックスプランジャの戻し忘れによる機械の誤動作、それによる機械の故障や労働災害を防ぎます。
設備の稼働記録
センサとIoT機器、パソコンを接続すれば、離れた場所からでもパソコンで設備の稼働状況を監視・記録することができます。長期間の設備停止だけでなく、記録に残りにくいチョコ停も自動で記録できるため、設備の稼働率が明確にわかり、生産性向上対策の立案に役立ちます。
視認性の向上
センサの信号をLEDランプへ伝達し、位置決め状態(もしくは位置決め解除の状態)を電気的に見える化することで、インデックスプランジャの操作ミス削減に貢献します。
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ラッチ
特長
ラッチとは、ドア・門・窓などの掛け金やかんぬきのことをいい、ドアなどを閉じた状態の保持・解除をサポートし、不用意な開閉を防止する機械要素部品です。
電気機械式回転ラッチ
●カムのロック状態を電気信号により制御するラッチです。
●スイッチやカードリーダ、ボタン認証などと組み合わせて、遠隔でラッチを操作したり、ドアの開閉記録を残すことが可能です。
電子ラッチ(電池式)
●カムのロックをPINコード入力または電子キー(別売)で制御。
●乾電池式。配線がシンプルで取りつけが簡単。
●電池残量が低下すると、警告音で電池交換のタイミングをお知らせ。
SC-10(電子キー管理タイプ)/SC-50(キーパッド管理タイプ)
ヒンジ
特長
ヒンジとは、扉・ふたなどを支え、開閉できるようにする機械要素部品です。丁番や蝶番(ちょうつがい)とも言います。
安全スイッチヒンジ
●装置や安全柵などのドアやカバーの安全スイッチ・監視に使用できるヒンジです。
●スイッチの回路を内蔵しており、ドアを開ける(ヒンジが旋回する)ことでスイッチの接点が動作します。
●ヒンジはめねじタイプで、ドアの背面から取りつけることによりいたずら防止になります。
使用例
設備のインターロック対策に
安全スイッチヒンジは直接回路動作型のスローアクション接点を備えており、安全スイッチの用途として使用することができます。
工場内の装置や安全柵のドアやカバーに取りつけることで、開閉検出することができます。
ドアやカバーの開閉(ヒンジの旋回)で機械の停止を行うことができるため、インターロック対策や労働災害の防止ができます。
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