• リニアクランパ・ズィー®(リニアガイド用ブレーキ・クランプ機構)

TPS/リニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - 回転軸保持タイプ

Clamping Elements for rotational axes

  • 常時閉
  • 空気圧タイプ

形状図

TPSリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - 回転軸保持タイプ寸法図

*1: 回転軸とTPSとの同軸度を得るため、軸もしくはピンによるセンタリングをおこなってください。
*2: どちらのエアコネクションからもエアを供給できます。エアコネクションBを使用する場合は、付属のOリングをご使用ください。
*3: 寸法図に表記されている公差は、ねじ穴のピッチ公差です。ピン穴のピッチ公差はサイズにより異なります。TPS-050±0.01、TPS-090H8。

TPSリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - 回転軸保持タイプ寸法図

*1: どちらのエアコネクションからもエアを供給できます。エアコネクションBを使用する場合は、付属のOリングをご使用ください。

寸法・CAD・価格

品番 適応シャフト径 保持トルク (N・m) A B B1 C θ (°) θ1(°) θ2(°) θa(°) D D1 D2 W s n d d' h n1 d1 d1' h1 n2 d2 質量 (kg) 価格
(円)
税込
価格
CAD
ダウンロード
標準品を購入 在庫/非在庫
TPS-050 50 60 145 40 134 65 60 45 - 22.5 50 51 28 25 13 6 9 5.3 3.8 8 9 5.3 3.8 2 5 2.35 - - CAD 見積り 在庫品
TPS-090 90 130 185 80 174 85 45 30 - 15 90 91 70 28 14 8 8.9 5.3 3.8 12 8.9 5.3 3.8 4 5 3.8 - - CAD 見積り 在庫品
TPS-200 200 500 328 176 310 153 30 45 15 7.5 200 201 150 35 19 12 10.4 6.4 4.6 16 10.4 6.4 4.6 - - 12.9 - - CAD 見積り 在庫品

構造

TPS_Cリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - 回転軸保持タイプ


材質・仕上げ

TPS
本体 SCr415相当
無電解ニッケルメッキ
回転軸取りつけフランジ SCr415相当

特長

  • 回転軸の保持・位置決め・びびり防止に。
  • 回転軸を直接クランプしないため摩耗しません。
  • 常時閉(Normally Closed)タイプ。
    空気圧供給時:クランプを開放します。
    空気圧排出時:ばねの力でクランプします。

仕様

TPS-050~080 TPS-090~320
制御方式 空気圧・常時閉
開放圧力 0.4MPa 0.55MPa
最高使用圧力 0.65MPa
許容回転数 1000 rpm
使用温度 -10℃~+70℃
適用シャフト径 φ50~φ80 φ90~φ320

使用上の注意

  • TPSを取りつけるためには、回転軸への加工が必要です。
  • TPSにベアリングとしての機能はありません。別途ベアリングをご用意いただき、軸のラジアル方向およびスラスト方向の動きを拘束してください。


取りつけ

  1. TPSにM5またはG1/8の継手を取りつけます。
  2. エアを供給し、クランプを開放します。
  3. 回転軸をTPSの回転軸取りつけフランジに取りつけ、両者を固定するねじを下表のトルクで締めつけます。
  4. TPSをハウジングに取りつけ、両者を固定するねじを仮締めします。
  5. 空気圧を開放し、クランプ状態にすることで、TPSがセンタリングされます。
  6. TPSとハウジングを固定するねじを下表のトルクで締めつけてください。

TPS_Cリニアクランパ・ズィー - 空気圧 - 常時閉 - 回転軸保持タイプ

ねじの呼び*1 締めつけトルク
(N・m)
M5 5.5
M6 9.5

*1: 強度区分8.8以上のねじをご使用ください。

固定用ねじに通常の六角穴付きボルトを使用すると、TPSの端面からボルトの頭が飛び出します。(性能上の問題はありません)
TPSの端面からボルトの頭が飛び出さないようにするためには、六角穴付き低頭ボルトSLHをご使用ください。


SLHSLH-TZB


配管

シャフト径
(mm)
ねじの呼び 空気消費量
(ℓ/サイクル(ANR))
φ50 M5およびG1/8 0.141
φ90 M5およびG1/8 0.208
φ200 G1/8 0.678

トラブルシューティング

不具合 理由  考えられる原因  解決策 
クランパが解放状態にならない/クランパがレールに接触する 動作圧力の不足 設定されている動作圧力がとても小さい 製品ページで指定されている値に従って最低使用圧力を設定してください。
エア(オイル)の漏れ,詰まり,配管の途中でせき止められている、圧力供給部の故障など 配管、クランパ、圧力供給部を確認してください。
アプリケーションに対して動作圧力が不十分 動作圧力を上げるか、開放圧力を下げたリニアクランパ・ズィーを使用してください(特殊品)。またはNBKに問い合わせください。
レスポンスタイムが長すぎる/クランパが開くまでに遅れがある エアの供給不足 エアバルブが小さすぎる 流量が大きいバルブを選定してください。
エアバルブとクランパの間の配管が長すぎる エアフィルタの交換・清掃をしてください(NBKではエアフィルタ単体での販売は行っておりません)。
排気量が不十分 クイックエギゾーストバルブかエアフィルタが塞がれている クイックエギゾーストバルブとエアフィルタの開口部が塞がれていないことを確認し、必要に応じエアフィルタを反対側に移動させてください。
クイックエギゾーストバルブかエアフィルタが詰まっている エアフィルタの交換・清掃をしてください(NBKではエアフィルタ単体での販売は行っておりません)。
エアバルブとクランパの間の配管が長すぎる エアバルブとクランパの間の配管を最短にしてください。
エア漏れの音が聞こえることがある 本体の外側から漏れている 内部のシールの位置がずれている 5秒以内にクランパを20回以上開閉させてください。
エアコネクションから漏れている しっかりとエアコネクションが接続されていない/配管が不良品である エアコネクションと配管を確認し、必要な場合は交換してください。
部品の摩耗 クランパの寿命 クランパを交換してください。
保持トルクの不足 シャフト公差が許容範囲外 シャフト公差が許容範囲外 技術データを確認してください。
クランパが変形している 取りつけ先が十分な剛性を有していない クランパの取りつけ用の面の全面が、十分な剛性を持つテーブル・ベースなどと接する必要があります。
同心度の誤差 技術データを確認してください。
同心度の誤差 シャフトとクランパの取りつけ面が仕様に合っていない クランパをシャフトから取りはずし、取りつけ面を使用に合わせて加工しなおしてください。
ねじの取りつけ時にクランパがクランプ状態でなかった 取りつけねじを緩め、組立説明書に従って取りつけなおしてください。

商品品番一覧

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